成長に必要なのは責任感じゃなくて"後が無い感"だと思う
自身が3年間ベンチャーでエンジニアを担当してきた実体験と、一緒に過ごしてきたメンバーを見て感じたことをまとめたいと思います。
僕が考える責任感
人によって責任感という言葉の定義が違うような気がします。これがブレていると記事として伝えたいこともブレるのでここでは僕が考える責任感という言葉の定義を書いておこうかと。
責任感とは個人が勝手に感じるものである
「能動的に感じるもの」とも置き換えられますね。
「責任」という単語を使う言葉として
- 責任を負う
- 責任を感じる
と2つあるんじゃないかなーと思っていて、
- 責任を負う→受動的(役職、環境によりしょうがなくみたいな)
- 責任を感じる→能動的(→言葉のまま責任感)
のように分類できるのかなと。
そして、「能動的」を「勝手に感じること」と書いたのが割と意味合いが大きくて、勝手に感じているものなだけに個人によってレベル感がブレるのかなと。
「レベル感」というのはどこまで自分が責任を感じて責任を果たそうとするかの「どこまで」を指しているんだけど、この「どこまで」というのが厄介で、「どこまで」は現状の自分のできる範囲、見えている範囲でしか設定できないんじゃないかなというように考えています。
例えば、サーバーサイドエンジニアとしてサーバーが落ちてサービスに悪影響を及ぼさないようにしよう、とか、プログラミングはできないけどユーザーの声に耳を傾けてサービスに反映できるように情報を集めよう、とかそんな感じ。
人が仕事で成長するときはどんなときか
ずばり、半端ない無茶振りを打ち返した時 なんじゃないかなと思います。
自分の力以上の仕事をやることが成長するタイミングなんですが、ベンチャーで仕事をしていると自分の力以上というかそんなレベルじゃなくて自分の何倍もデカイ敵が襲ってくるタイミングがあります。それも何度も。
それを自分のレベルで定義してしまっている責任感で乗り越えようとすると、簡単に打ち負かされます(笑)
というか、これ俺がやる仕事なんwwってなる。いくら責任感があって自分の守備範囲を守っていても自分の見えていないところから巨大な敵が攻めこんできたらあぁちょっと知らんかったわ。。マジか。。となる。
そこで武器になるのが、"後が無い感"なんじゃないかと。
後が無い感というのは、まぁそのまんま後が無い感なんですけど、
「ここで成果出さなかったらこの業界で生きていけない!」「立ち上げた会社が潰れる!」「このまま実家に帰るわけにもいかない…!」
とかちょっと大袈裟かもしれないけど、そんな感じの感情。
これがあるか無いかで巨大な敵に対する態度が変わります。だって勝たなきゃいけないんだから。
しかもだいたい勝てるんですよね、仕事レベルの話だったら。(本当にバルタン星人とか攻め込んできたら勝てる気がしないし、なんでバルタン星人が出てきたのかも不明)
なんでこんなこと書いてるか
責任感あるように見えるし、素直であたかも成長するでしょ、この人。という人と仕事するタイミングがあって、けどなんか物足りないんだよなぁと思うことがありました。
その時、前職のマインドパレット社のメンバーとなにが違うのかなーと考えたときに出てきたのが”後が無い感”なんじゃないかなと感じました。
僕も新卒で入った会社を8ヶ月で辞めて、なにも出来ないままベンチャーに入って、なにも出来ないままここ辞めたらそれこそ職無くなるな…と思いながらガンガン仕事してました。(何度も頭痛と吐き気に襲われ死にてーとか言いながらww←今だから言えるやつな)
「別にここで成果残さなくても転職すればいいやー」とか「まだ学生だしなー」とか言っているうちは飛び抜けて成長できないんじゃないかなと考えています。いくら責任感があっても。
もちろん責任感について、もっと広く責任感を持てるタイプがいます。普通の会社員なのに社長レベルで会社の成長に対して責任を持てるタイプ。この人達はこの記事の対象外かなと思います。けど、それも少数派なのかなと感じている次第です。
まぁでもさっきのじゃないけど、本当に死ぬくらいなら逃げるべきだとは思いますが。仕事程度で死んじゃいかん。
そこは責任感とは切り離して考えるべきところじゃないかなぁと。話がそれてきたのでここまで。
リーダーの条件?リーダーに求められる資質と責任とはどんなものか?
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